タッチフットボールとは?
タッチフットボールとは、子供や女性でも安全にアメリカンフットボールと共通する
高度なチームプレイを楽しむことができる新しいスポーツです。
味方の選手を守る「ブロック」と、ボールを持った相手選手を止めるための「タッチ」、
この2つの動作だけに軽い身体の接触があります。
基本ルール
フィールドについて
ゲームは各6人の2チームが長辺80ヤード、短辺40ヤードのフィールドで、
楕円形のフットボールを使用して持って走り、パスを投げ、あるいはキックして前方に進め、
相手のエンドゾーンに持ち込んで得点します。

ボールについて
ピーナツ型の独特な形のボールを使用します。アメリカンフットボールのジュニアサイズの規格で、女性でも扱いやすい大きさになっています。
競技時間について
第1Qと第2Qが前半、第3Qと第4Qが後半で、前後半の間に5分間のハーフタイムがあり、実質試合時間は約1時間になります。各チームは前半と後半に各2回のチーム・タイムアウト(60秒間)を、審判は必要なときにレフリー・タイムアウトをとることができます。
戦術について
タッチフットボールの最大の魅力は戦術です。チームの長所を利用して相手の短所を攻め、最大の効果を上げます。相手の能力や体型、行動、対応などを事前に研究し、有効なプレーや体系を考案・練習し、試合に臨みます。フットボールの勝敗の50パーセントはテーブルの上で決定されると言われますが、これは戦術のウェイトの高さを表現しています。フットボールは、毎回プレーごとにハドルと呼ばれる戦術の打ち合わせを行います。チーム全員が一つの意図の元に一斉に動き、プレイがねらい通りになったときの快感こそ、タッチフットボールの醍醐味です。戦術的にだまされた方が、その劣勢を体力など格闘技的要素で覆そうとすると、このスポーツの本質が曇ってしまいます。戦術、スピードを競うこのスポーツは、互いに成長を認め合い、相手を尊重しあい、スポーツマンシップが必ず必要です。スポーツマンシップを遵守することで、このスポーツは生涯を通じてフィットネススポーツとして老若男女ともに楽しむことができます。
公式試合時間は、各8分間の4つのクォーター(Q)に分かれています。
試合の流れ
タッチフットの試合の流れを簡単にご紹介します。
- 両チームが「攻撃」と「守備」を交代しあいながら進めます。
- 「攻撃」と「守備」チームはプレー開始前にフィールド上で戦術の打ち合わせ(=ハドル)を行います。
- 攻撃チームは、ボールをパスしたり、持って走ったり、キックしたりして、ボールを前進させます。攻撃チームは、ボールを持ったプレーヤーをタッチから守るために、掌を相手上半身に軽く接触させて、相手の動きを妨害する(=ブロック)を行うことができます。
- ボールを持ったプレーヤーが守備にタッチされるか、前方へのパスが地面に触れるなどしたら1回の攻撃が終了します。
- 攻撃チームは4回の攻撃で10ヤード以上ボールを前進させれば、新たに4回の攻撃権を与えられます。ただし、4回の攻撃で10ヤード以上前進できない場合は攻守交替となり、その場から相手の攻撃となります。
- 相手のエンドゾーンにプレーヤーの持ったボールが入るか、エンドゾーンにいるプレーヤーがパスを捕球すれば、「タッチダウン(TD)」となり、6点の得点となります。TDしたチームは、さらにもう1回、ゴール前3ヤード or 8ヤード地点(どちらか選択)から攻撃する機会を獲得します。(=トライフォーポイント)この攻撃でTDすると、1点(8ヤードの場合は2点)の追加得点となります。
- 試合終了時点で得点数の多いチームの勝利となります。
安全性や戦術、スピードを進化させたのがタッチフットボールとなります。
身体の激しい接触を制限しながら、誰でも安全にフットボールのスピードや戦術を楽しむことができます。
その他
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